開催レポート!FASHION FEATURE Vol.1-YASUTOSHI EZUMI 『ファッションデザイナーとは』

『デザイナーにしかなりたくない!』の一心でセントマーティンズへ!

本日、”FASHION FEATURE Vol.1-YASUTOSHI EZUMI 『ファッションデザイナーとは』”を開催しました。
オープニングゲストには、TFL理事でもある”YASUTOSHI EZUMI”ディレクター・江角泰俊氏をお迎え。
イギリス・ロンドンのセントラルセントマーティンズ美術学校でファッションを学び、アレキサンダーマックイーンなど数々のコレクションブランドでの経験を積んだ後、28歳という若さでYASUTOSHI EZUMI を立ち上げた江角氏。
そんな江角氏より、『デザインをするとは何か?』について、深く深く教えていただきました!!

デザインは自分で見出すもの

日本では、デザインを教えるガイドがないため教えられる人がいないのが現状です。また、教育方針で『正解』がついてくるのも事実。
日本の専門学校に通学していた江角氏も『もっとデザインについて学びたい。デザイナーにしかなりたくないんだ!』という思い出セントマーティンへの留学を決意。
セントマーティンズでは、授業開始して 10分程で各々のプロジェクト遂行時間となり、教えてくれる時間は全くなかったとか。
しかし、成果物に対しての評価はちゃんとされる。
ファッションという答えのないものに対して、いいものはいい!という答えが返ってくる。
デザインは教わるものではなく、”自ら見出すもの”ということですね。
では、ここでセントマーティンズでのデザイン方法を少しご紹介。
まず、マインドマップを制作し頭の中を整理する作業。
気になる年代や形容詞・色・形などイメージを言語化し連想ゲームのように言葉を吐き出します。
ここで出てきたキーワードを洗い出し、深掘りし、自分の中で興味のあるテーマを選定。
この作業、実はビジネスにも使える『デザイン思考』という考え方なのです!!実際江角さんも、デザインはもちろんその他のお仕事でも頭を地図化するために使ってるとか。
(TFLのカリキュラムでもこの考え方を活用してます☆)
そうして見つけたテーマについて、資料を探したり実験したりを繰り返し発展させたアイデアを見つけるリサーチブック制作の期間に。
ブックには江角さんがそうしてきた過程がハッキリ現れていました。
リサーチブックを作る過程で、自ずと様々な知識が身につく。なんて素晴らしいことなのでしょう。
江角さんも、アートはもちろん能やインテリアなど、色んな知識があり、ポンポン教えてくださいました!
そうして得た知識や作られたイメージから、デザインを吐き出す!という着地になるのですね。
今日はそんなお話を伺って、クリエーションは料理と似ていることに気づかされました。
コンセプトがあり、その物事に対しての理解を深め、リテイクを繰り返し発展させて出来上がったものは、コクや深みがあって味わい深いものになるのですね。
見ていてやっぱり楽しい作品って素敵です!

デザインは早く早く描く!!

今回、江角さんの提案により、実際にマインドマップを皆さんも作成してみました。
皆さんの興味のあることが少しわかった時間^^
このマインドマップから出てきたテーマを元にイメージヴィジュアルを探して、デザイン画を即興で描くことに!!
『デザインは早く描くのが鉄則!思いついたイメージ忘れないために!!5分!3分!2分!で描いていくよー!』
ざわめく参加者の皆さん。
とりあえず描き描きを繰り返します。
しかし最初の5分で筆が進まなかった方も、時間が短くなるごとに気持ちよくペンを滑らせる音が!!
皆さんデザインのコツやイメージをすることに短時間で慣れた模様。
デザインは自由にするもの。今日はそれをモットーに縛られず描くことができました。
今回は白熱しすぎて時間が足りなかったので次回も開催します!!
次回は、ブランドの企画・ディレクションについての講義・ワークショップをする予定です!イベント告知まで少々お待ちください♪