『超リアル3DCGが変えるファッション産業の未来vol.1』を株式会社ヤギの展示会で発表!

株式会社TFL(渋谷区神宮前・代表取締役 市川雄司)が運営するファッションテック専門スクール「Tokyo Fashion-technology Lab(TFL)」は、繊維専門商社の株式会社ヤギ(大阪市中央区久太郎町・代表取締役社長 八木隆夫)と共同で「2021 Spring&Summer Textile Exhibition」を2020年7月29日(水)~7月31日(金)の期間で開催します。

この展示会ではTFLの「バーチャルファッション研究会(V研)」と株式会社ヤギの共同研究の成果『超リアル3DCGが変えるファッション産業の未来vol.1』を発表します。

バーチャルファッション研究会(V研)は2019年11月に発足。TFL在校生と卒業生あわせて50名のメンバーで構成され、3DCADの産業活用のために「データストック」「産業活用できる3DCG量産方法」「デジタルツイン」などの研究を進めてきました。
また、中期経営計画「2023 MAKE A DREAM, 1+∞」でファッション産業の未来を切り開くリーディングカンパニーを目指す株式会社ヤギは、TFLのもつ最新ノウハウと人材を活用することで産業全体のデジタルトランスフォーメーションを加速させることができると確信し産学共同で研究を進めることに合意。今後も引き続きTFLで研究開発される新しい成果を活用した展示会をシリーズで実施することを決定しました。

記念すべき初回の展示会はV研が制作した3DCGを展示するとともに、3DCG活用によるサプライチェーンの利益構造の変化をプレゼンテーションします。

【プレゼンテーション概要】
(1):ジャイロセンサーを活用した新しい素材表現
(2):デザイン決定プロセスの効率化とデジタル先行受注による利益創出シュミレーション
(3):株式会社ヤギが運営するテキスタイルECサイト「Fably」の3DCGアニメーション活用
(4) :ファッション感性を身につけたTFLのAI(人工知能)「NADERA」と3DCGによる生産数量最適化とビジネス創造

 

 

■ファッション業界における3DCG活用課題

ファッション産業における3DCG活用の最も高い課題は「リアルな素材表現」と「3DCG制作にかかる高コスト」です。
1点当たりの商品単価の低いアパレル商品で、高い制作コストを伴う3DCGを活用するためには企画生産部門だけでなく流通部門などの複数の部門で活用する横串を刺すマネジメントが必要です。企画、販促、営業などの部門がブランドごとの縦組織で長期にわたって成果を上げてきたアパレル企業にとっては導入に高いハードルがあります。
また、流通している素材を活用したリアルな3DCG制作には多くの時間と手間がかかり、3DCADソフトの産業活用は資金力の豊富な一部の大手企業に限られているような現状です。

対して、実際に流通する素材をリアルに表現した3DCGはテキスタイルのEC販売を可能にでき、デザイン採用までに何度も繰り返されるサンプル制作数の軽減、見込み生産のロス軽減、ささげ業務の軽減、さらにマスカスタマイズ・ビジネスへの発展など、ファッション産業の抱える課題を一気に解決できるほどの大きな可能性を持っています。

このような状況を踏まえTFLでは3DCG活用拡大のポイントを「高度なスキル保有人材育成」「人材の大量育成」と捉え3Dモデリスト育成を先駆けて続けてきました。

この度、株式会社ヤギとの産学共同研究体制が整い、精緻な3DCGの大量生産制作コストの軽減方法がファッション産業での3DCG活用のキー技術となることを確信し合同展示会で発表するに至りました。

 

 

■展示会テーマ
超リアル3DCGが変えるファッション産業の未来vol.1

■展示会概要
日程:2020年7月29日(水)~7月31日(金)
時間:11:00~18:00
場所:(株)OMP 展示会場
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-13-7

■展示会サイト
https://www.fably.jp/shop/pages/digitaltransformation.aspx

■展示コンテンツ
【ヤギ素材展】
・2021 Spring&Summer Textile Exhibition

【超リアル3DCGが変えるファッション産業の未来vol.1】
・流通素材のCGを活用したファッション3DCG
・3DCGによる素材のEC販売
・3DCGで変わるOEM/ODMのデザイン検討プロセス
・ジャイロセンサーで揺れるリアルな素材スワッチ
・AIによるファッション感性の数値化
・3DCGを中心にしたファッション産業のCIM(Construction Information Modeling・コンピュータ統合生産)